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デロンギ全自動エスプレッソマシン/コーヒーメーカー徹底比較&選び方ガイド!マグニフィカ、オーテンティカ、ディナミカ、エレッタ、プリマドンナ編

デロンギ全自動エスプレッソマシン/コーヒーメーカー徹底比較&選び方ガイド!マグニフィカ、オーテンティカ、ディナミカ、エレッタ、プリマドンナ編
どんな記事?

  • デロンギ全自動エスプレッソマシンの比較記事
  • 選び方のガイドもあわせて掲載しています
現状購入できるラインナップが大幅に変更になったことを踏まえ、2024年10月時点の情報で完全にリライトしました。

数年前我が家にやってきたモンスターマシン「マグニフィカS」。

「迷うくらいなら買っちゃおう!」、まちがいなくこう言えるんですが、安いものでも4、5万円。最上位モデルなら30万円超えと、強気の価格設定なのもまた事実。

機種によってコストがかなり異なるため、僕も今のマシンを選ぶまでに、相当調べこみました。

そこで今回、購入を検討されている方向けに、「デロンギ全自動コーヒーマシン現行13機種の違いと選び方のポイント」を解説したいと思います。

実際にマグニフィカSを使っているからこその視点も交えて紹介しますので、自分の使い方をイメージしながらご確認いただければと思います。

目次
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選び方のポイント: 欲しい機能をピンポイントで狙い撃つ

上位シリーズほど機能を網羅しているとは限らない

ここのところ毎年新機種が発表されているデロンギのコーヒーマシンは、2024年10月現在では、なんと13機種が販売されています(デロンギ公式サイト または Amazonのデロンギのページで確認できる機種数)。

選択肢が多いのはいいことなんですが、僕がマグニフィカを購入した2018年当時と比べ、相当複雑さが増しているように感じます。

特に、はじめてコーヒーマシンを検討される方々にとって、頭を悩ませるポイントになりえるのが「上位シリーズほど機能を網羅しているとは限らない点」です。

どういうことかというと、まずデロンギのコーヒーマシンの名称は、シリーズ名+なにかになっているものが多いです。

例えば、エレッタ エクスプロア であれば、エレッタがシリーズ名、エクスプロアがなにかですね。

このシリーズ名は、2024年10月時点でデロンギ公式サイト または Amazonのデロンギのページで確認できるだけで

  1. プリマドンナ
  2. エレッタ
  3. ディナミカ
  4. オーテンティカ (公式サイトからは消えています)
  5. マグニフィカ

の5種類あります。一部例外もありますが、おおよそ上側にあるシリーズほど上位モデルと考えてください。

はじめてエスプレッソマシンの検討をはじめた方からすると、おそらく上位モデルほど機能も豊富、最新機能が搭載されているに違いないと思われるのではないでしょうか。
実はここに落とし穴があり、上位モデルほど機能が豊富とは限りません

発売日問題

というのも、当然と言えば当然なのですが、デロンギのコーヒーマシンのラインナップの更新は、毎年全シリーズが総入れ替えされるわけではなく、全シリーズ通じて1-2機種、多い年には3機種が追加される傾向にあります。

新しい機種には、ほぼ必ずなんらかの新機能が搭載されることになるので、発売日のタイミングによっては、下位シリーズにのみ新機能が搭載されて、上位シリーズに新機能がない場合がありえるんですね。

例えば、2024年8月に発売されたエレッタエクスプロア Wi-Fiモデルに搭載された「コールドブリュー(水出しコーヒー)の作成機能」を例に、各シリーズの搭載状況を確認してみましょう。

シリーズモデル発売年コールドブリュー搭載有無
プリマドンナプリマドンナ クラス2021-
エレッタエレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル2024
エレッタエレッタ エクスプロア2023-
エレッタエレッタ カプチーノ イーヴォ2022-
エレッタエレッタ カプチーノ トップ2017-
ディナミカディナミカ(ミルク自動)2020-
ディナミカディナミカ(ミルク手動)2019-
オーテンティカオーテンティカ2018-
マグニフィカマグニフィカイーヴォ(6メニュー)2022-
マグニフィカマグニフィカイーヴォ(4メニュー)2022-
マグニフィカマグニフィカS スマート2021-
マグニフィカマグニフィカ スタート2023-
マグニフィカマグニフィカS2019-

ご覧のとおり、2024年モデルの新機能のため、2024年発売のエレッタにしか搭載されておらず、最上位シリーズのプリマドンナでさえ非対応となっています。

こんな具合で、シリーズのグレードと機能の搭載有無は対応しない場合があります。なので、グレードは気にせず、自分にとって欲しい機能はなんなのかを正確に見定めて、ピンポイントに機能の搭載有無を比較いただくと満足のいく選択ができるんじゃないかと思います。

選び方ガイド

このページの内容も含めて、以下のようなフローで検討を進めていただくと比較しやすいのではないかと思います。

  • Step1: 次章の差別化につながる機能から、自分の重視する機能がどれなのかを見定める
  • Step2: 選んだ機能を解説している章で、機能搭載機種のうちどれがよいかにあたりをつける
  • Step3: 候補の機種の取扱説明書を読んで、細かなスペックを把握する
  • Step4: 価格も踏まえてジャッジする

特にStep3の「取扱説明書を読む」は非常におすすめしたいです。商品ページの説明等々すべて含めて、最も詳しい情報にアクセスできるのが取扱説明書なので、購入してから「あっ!」とならないように事前に詳細を確認しておきましょう。

作成できるメニューの詳細も掲載されていることが多いため、メニューの違いを把握したい場合もご確認いただくと良いかと思います。
(本ページ後半の各機種ごとの詳細解説に、機種ごとの取扱説明書のリンクも掲載しています)

注意
本ページ中の各モデルの機能搭載状況も、取扱説明書の内容から抽出しています。できる限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、取扱説明書の内容と相違があった場合、取扱説明書の内容が正となります。
重視したポイントの情報が正しいか最終確認する意味でも、取扱説明書を一読いただくことを推奨いたします。

差別化につながる機能

では、比較対象になる「機能」にはどのようなものがあるのかみてみましょう。細かな機能まであげるとキリがないですが、大きなところだと

  1. コーヒーを淹れる〜お手入れまでの流れ
  2. 淹れられるコーヒーメニューの種類
  3. ミルクメニューも自動で淹れられるか、ミルクメニューの種類
  4. お茶メニュー用の給湯機能の有無
  5. お好み設定を何人分まで登録できるか

が、主なポイントなのではないかなと。この記事では、以降これらの点を中心に比較していきます。

1️⃣ コーヒーを淹れる〜お手入れまでの流れ

まずは、全自動コーヒーマシンの基本機能「コーヒーを淹れて、その後のお手入れまで」です。

結論、この点に関しては、すべての機種においてほぼ同じです。

正確にいうと、

  1. 自動で豆を挽いて
  2. エスプレッソを抽出し
  3. 自動でお手入れ

という基本動作はどれでもできます。

例えば、僕の愛用しているマグニフィカS(旧型)だとこんな具合です。

▼水を淹れて

水を入れて

▼ボタンを押すと

ボタンを押すと

▼おいしいエスプレッソが出てくる

おいしいエスプレッソが出てくる

▼電源OFFで自動でノズルを洗浄し

自動でノズルを熱湯洗浄

▼出がらしは自動で受け皿へ

出がらしは自動で受け皿へ

なので、もし他のミルクメニューや通常のエスプレッソ以外のコーヒーメニュー、その他便利機能を必要としない場合は、安価なシリーズを選択いただくと、コスパよくニーズを満たせるのではと思います。

2️⃣ 淹れられるコーヒーメニューの種類

つづいて、メインとなるコーヒーメニューの種類です。

全機種対応の基本のエスプレッソと氷を事前にカップに入れて作るタイプのアイスメニュー、増量メニューは除くと、主要なメニューは

  1. カフェジャポーネ
  2. ドッピオ+
  3. スペシャルティ
  4. アメリカーノ
  5. ロングコーヒー
  6. エスプレッソSOUL
  7. コールドブリュー(水出しコーヒー)

の7つです。
どのメニューを重視するかをまず選んでいただき、モデルの候補を絞っていくのがよいと思います。

以下の各メニューの紹介文は、掲載機種の取扱説明書の表現をそのまま掲載しています。

カフェジャポーネ

ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出する深蒸しレギュラーコーヒー機能。エスプレッソの旨みとドリップのすっきりした後味が融合した日本人好みのメニューです。

こちらは、2024年10月のラインナップではすべての機種で搭載されています。

ドッピオ+

コーヒー豆を贅沢に使用した、香り高く濃密なコーヒー。力強い風味で余韻が長く続くのが特徴です。

通常のコーヒーよりも多めに挽いたコーヒー粉に十分な蒸らしを加え、さらに高めの圧力で抽出します。

2018年以降に発売されたマグニフィカシリーズ以外のシリーズに搭載されています。

モデルドッピオ+
プリマドンナ クラス
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル
エレッタ エクスプロア
エレッタ カプチーノ イーヴォ
エレッタ カプチーノ トップ-
ディナミカ(ミルク自動)
ディナミカ(ミルク手動)
オーテンティカ
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)-
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)-
マグニフィカS スマート-
マグニフィカ スタート-
マグニフィカS-

スペシャルティ

フルーティーなライトコーヒー。豆のテロワールを最大限に表現し、すっきりした繊細な味わいを演出します。

搭載機種はまちまちです。マグニフィカシリーズにも搭載されている場合があります。

モデルスペシャルティ
プリマドンナ クラス
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル
エレッタ エクスプロア
エレッタ カプチーノ イーヴォ
エレッタ カプチーノ トップ-
ディナミカ(ミルク自動)
ディナミカ(ミルク手動)
オーテンティカ-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)-
マグニフィカS スマート
マグニフィカ スタート
マグニフィカS-

アメリカーノ・ロングコーヒー

アメリカーノ
エスプレッソにお湯を注いで作ります。

ロングコーヒー
エスプレッソのコクを残しつつ、すっきりとした味わいのレギュラーコーヒー。

マグニフィカシリーズ以外の機種でいずれかが搭載されています。

モデルアメリカーノロングコーヒー
プリマドンナ クラス-
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル-
エレッタ エクスプロア-
エレッタ カプチーノ イーヴォ-
エレッタ カプチーノ トップ-
ディナミカ(ミルク自動)-
ディナミカ(ミルク手動)-
オーテンティカ-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)--
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)--
マグニフィカS スマート--
マグニフィカ スタート--
マグニフィカS--

エスプレッソSOUL

ビーンアダプトテクノロジーで使用する豆や焙煎レベルなどに合わせて抽出します

スマホアプリに使用するコーヒー豆の種類や焙煎度合いを入力することで、豆の状態に適した抽出方法を判断して淹れてくれるメニューです。
最新機種のエレッタ エクスプロア Wi-Fiモデルにのみ搭載されています。

モデルエスプレッソSOUL
プリマドンナ クラス-
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル
エレッタ エクスプロア-
エレッタ カプチーノ イーヴォ-
エレッタ カプチーノ トップ-
ディナミカ(ミルク自動)-
ディナミカ(ミルク手動)-
オーテンティカ-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)-
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)-
マグニフィカS スマート-
マグニフィカ スタート-
マグニフィカS-

コールドブリュー(水出しコーヒー)

コールドエクストラクションテクノロジーにより、低音で抽出し、コーヒー豆本来のアロマや爽やかな味わいのコーヒー

通常12時間程度かかる水出しの抽出を、わずか5分で完了しておいしく仕上げる水出しコーヒーメニューです。
最新機種のエレッタ エクスプロア Wi-Fiモデルにのみ搭載されています。

モデルエスプレッソSOUL
プリマドンナ クラス-
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル
エレッタ エクスプロア-
エレッタ カプチーノ イーヴォ-
エレッタ カプチーノ トップ-
ディナミカ(ミルク自動)-
ディナミカ(ミルク手動)-
オーテンティカ-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)-
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)-
マグニフィカS スマート-
マグニフィカ スタート-
マグニフィカS-

3️⃣ ミルクメニューも自動で淹れられるか、ミルクメニューの種類

つづいて、ミルクメニュー。
前提として、手動でもよいのであれば、すべてのモデルでミルクメニューは作れます

ざっくりと

  • ⚙️ 自動でミルクメニューを作れるタイプ
  • ✋ 手動でフォームミルク/スチームミルクを作れるタイプ
  • ✋ 手動でフォームミルクのみ作れるタイプ

があると、考えてください。さらに、まだごく一部のハイグレード機種のみですが、冷たいアイスミルクメニューに対応しているモデルもあります。

なお、

  • フォームミルク: 泡だったミルク
  • スチームミルク: 泡立ちのないミルク

です。手動タイプは、別売りのミルクジャグに注いだミルクに、専用ノズルを挿して各種ミルクを作ります。自動タイプは、コーヒーにミルクも注がれた完成品の状態がワンタップで淹れられます。

モデルミルクタイプアイスメニュー
プリマドンナ クラス⚙️自動-
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル⚙️自動
エレッタ エクスプロア⚙️自動
エレッタ カプチーノ イーヴォ⚙️自動-
エレッタ カプチーノ トップ⚙️自動-
ディナミカ(ミルク自動)⚙️自動-
ディナミカ(ミルク手動)✋手動(フォーム/スチーム)-
オーテンティカ✋手動(フォームのみ)-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)⚙️自動-
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)⚙️自動-
マグニフィカS スマート✋手動(フォーム/スチーム)-
マグニフィカ スタート✋手動(フォームのみ)-
マグニフィカS✋手動(フォームのみ)-

ミルクメニューはバリエーションが豊富で比較が難しいため、各機種で淹れられるメニューの詳細は、公式サイト・取扱説明書を参照ください。

洗浄の手間はかかる

1点注意点として、自動タイプであっても、後始末の手洗いは必要な点は注意してください。各モデルとは、ミルクメニュー作成後に簡易的にミルクノズルを清掃する機能はありますが、使用後・1日の終わりにはミルクタンクを含めた手洗いが避けられません。

ミルクメニューに関しては、味と手間のトレードオフも考慮いただくとよいです。

4️⃣ お茶メニュー用の給湯機能の有無

こちらはコーヒーメニュー以外についての便利機能。

給湯機能は、すべての機種についているのですが、一部のモデルでは各お茶メニュー用に最適化された温度のお湯を淹れ分けられます。例えば、白茶なら75℃、紅茶なら90℃といった具合です。

また、温度の入れ分け機能がない機種についても、2022年モデル以降説明書に「お茶にもどうぞ」といった表記が追加されました。以前のお茶表記がなかったモデルと差があるかは不明ですが、比較表では区別して(お茶)と表記します。

モデル給湯機能の種類
プリマドンナ クラス🍵 お茶最適化
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル🍵 お茶最適化
エレッタ エクスプロア🍵 お茶最適化
エレッタ カプチーノ イーヴォ💧 通常給湯(お茶)
エレッタ カプチーノ トップ💧 通常給湯
ディナミカ(ミルク自動)💧 通常給湯
ディナミカ(ミルク手動)💧 通常給湯
オーテンティカ💧 通常給湯
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)💧 通常給湯(お茶)
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)💧 通常給湯(お茶)
マグニフィカS スマート💧 通常給湯
マグニフィカ スタート💧 通常給湯(お茶)
マグニフィカS💧 通常給湯

5️⃣ お好み設定を何人分まで登録できるか

最後に、こちらも便利機能。

デロンギのコーヒーマシンでは、豆量や1杯の量をカスタマイズできます。このカスタマイズした値を記録できる単位にモデルごとに差があり、

  • プロフィールごと
  • メニューごと

の2タイプがあります。プロフィールごとタイプでは、あらかじめ登録したプロフィールごとにお気に入りを用いた応用的な設定が可能です(機種ごとに登録可能人数やお気に入り数に差があるため、詳細は各機種の取扱説明書を参照ください)。

家族でマシンを使う場合で、カスタマイズ性を重視するのであれば、登録数が多いモデルを選択いただくとよいかもしれません。

モデル記憶タイプ豆量記憶抽出量記憶
プリマドンナ クラスプロフィールごと
エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデルプロフィールごと
エレッタ エクスプロアプロフィールごと
エレッタ カプチーノ イーヴォメニューごと
エレッタ カプチーノ トップメニューごと-
ディナミカ(ミルク自動)メニューごと
ディナミカ(ミルク手動)メニューごと
オーテンティカメニューごと-
マグニフィカイーヴォ(6メニュー)メニューごと-
マグニフィカイーヴォ(4メニュー)メニューごと-
マグニフィカS スマートメニューごと-
マグニフィカ スタートメニューごと-
マグニフィカSメニューごと-

なお、同一モデルでもメニューによっては記録が不可能だったり、2杯抽出の場合は1杯抽出の2倍量に自動設定されるケースがあります。詳細は各機種の取扱説明書を参照ください。

機種ごとの特徴とおすすめの方

最後に、上記を踏まえて機種別にどんな人におすすめかもまとめておきます。

マグニフィカS ECAM22112

検討時にベースとなるモデル。これを基準に必要な機能を取捨選択してみてください。
手頃な値段に、カフェジャポーネなどの人気機能が盛り込まれているのが魅力です。

マグニフィカS ECAM22112向きの方

  • 価格を安く抑えたい
  • 基本のエスプレッソとカフェジャポーネがあればよい
発売日2019年9月4日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ミルクメニュータイプ手動(フォームのみ)
液晶ディスプレイなし
操作方法タイプボタン・ダイヤル
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - マグニフィカS ECAM22112

マグニフィカ スタート ECAM22020

2023年11月に発売された比較的新しいマグニフィカシリーズ。
ベースとなるマグニフィカSと比べると、スペシャルティが淹れられる点、操作部がタッチセンサーボタンになっている点が大きな変更点です。

マグニフィカ スタート ECAM22020

  • スペシャルティを淹れたい
  • タッチセンサーモデルを使いたい
発売日2023年11月15日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
スペシャルティ
ミルクメニュータイプ手動(フォームのみ)
液晶ディスプレイなし
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯(お茶記載あり)
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - マグニフィカ スタート

マグニフィカS スマート ECAM25023

2021年春発売の比較的新しい機種。こちらもスペシャルティに対応しているのが特徴です。
操作部は、ボタンとダイヤル式になります。

マグニフィカ スタート ECAM22020

  • スペシャルティを淹れたい
  • ボタン・ダイヤルモデルを使いたい
発売日2021年3月4日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
スペシャルティ
ミルクメニュータイプ手動(フォーム/スチーム)
液晶ディスプレイなし
操作方法タイプボタン・ダイヤル
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - マグニフィカS スマート ECAM25023

マグニフィカイーヴォ ECAM29064X,ECAM29081X

こちらはマグニフィカシリーズの中では、ハイグレードにあたるモデルで、自動ミルク機能を搭載しています。

4メニュータイプと6メニュータイプが同時発売された機種で、6メニューの場合スペシャルティ、ラテマキアートが追加されています。

マグニフィカ イーヴォ向きの方

  • 価格を抑えながら、ミルクメニューを自動で作りたい
発売日2022年9月30日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
スペシャルティ(6メニュー型のみ)
ミルクメニュータイプ自動
液晶ディスプレイなし
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯(お茶記載あり)
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - マグニフィカイーヴォ(6メニュー) ECAM29081X
取扱説明書 - マグニフィカイーヴォ(4メニュー) ECAM29064X

オーテンティカ ETAM29510

横幅が19.5cmと、非常にスリムなことが特徴の機種です(他の機種は、23cm以上が多い)。

オーテンティカ向きの方

  • コンパクトなスペースにマシンを抑えたい
発売日2018年8月22日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
ロングコーヒー
ミルクメニュータイプ手動(フォームのみ)
液晶ディスプレイなし
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - オーテンティカ ETAM29510

ディナミカ(ミルク手動) ECAM35035

「ディナミカ」というモデル名で、2つの型番があり、自動ミルク機能の有無が大きな差です。こちらはミルクメニューが手動のタイプです。

コーヒーメニューの網羅性が高いのも特徴です。

また、ディナミカシリーズ以上のシリーズでは、液晶ディスプレイが搭載されます。

ディナミカ(ミルク手動)向きの方

  • コーヒーメニューの網羅性を重視したい
  • ミルクメニューは手動で十分
発売日2019年10月1日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
ロングコーヒー
ミルクメニュータイプ手動(フォーム/スチーム)
液晶ディスプレイモノクロ
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - ディナミカ(ミルク手動) ECAM35035

ディナミカ(ミルク自動) ECAM35055

「ディナミカ」のミルクメニュー自動タイプです。

ディナミカ(ミルク自動)向きの方

  • コーヒーメニューの網羅性を重視したい
  • ミルクメニューも自動で淹れたい
発売日2020年10月15日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
ロングコーヒー
ミルクメニュータイプ自動
液晶ディスプレイモノクロ
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - ディナミカ(ミルク自動) ECAM35055

エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760

上位グレードのエレッタシリーズにあたる機種ですが、発売日が本記事記載のモデルのなかで最も古く、それゆえにメニュー数や機能が限られています。
もしこちらを選択される場合は、機能が十分かを特に吟味いただくようお願いします。

発売日2017年3月1日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ロングコーヒー
ミルクメニュータイプ自動
液晶ディスプレイモノクロ
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯
カスタマイズ記憶メニューごと
抽出量を記憶

取扱説明書 - エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760

エレッタ カプチーノ イーヴォ ECAM46860

エレッタシリーズを検討される際のベースとなるモデル。

さらに上位のエレッタとの特に大きな機能差は、アイスミルクメニューの搭載有無です。こちらはアイスミルクメニューには非対応です。

また、液晶ディスプレイや操作方法にも差があり、こちらはモノクロ/タッチセンサーボタンです。

エレッタ カプチーノ イーヴォ向きの方

  • 多彩なメニューを楽しみたい
  • アイスミルクメニューは不要
発売日2022年3月29日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
ロングコーヒー
ミルクメニュータイプ自動
液晶ディスプレイモノクロ
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプ通常給湯(お茶記載あり)
カスタマイズ記憶メニューごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - エレッタ カプチーノ イーヴォ ECAM46860

エレッタ エクスプロア ECAM45055

エレッタシリーズの上位モデル。

このモデルから、

  • アイスミルクメニュー
  • タッチパネル式カラー液晶ディスプレイ
  • お茶メニューに適した温度のお湯抽出

が搭載されます。

また、エレッタ エクスプロアはタンブラーサイズの大きなコップへの抽出にも対応している点も特徴です。

後述するWi-Fiモデルとの特に大きな差は、アプリ連携機能と水出しコーヒー機能の有無です。

エレッタ エクスプロア向きの方

  • 多彩なメニューを楽しみたい
  • アイスミルクメニューも楽しみたい
  • 水出しコーヒー/アプリ連携は不要
発売日2023年5月30日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
アメリカーノ
ミルクメニュータイプ自動(アイス対応)
液晶ディスプレイカラー
操作方法タイプタッチ
給湯機能タイプお茶メニュー用給湯
カスタマイズ記憶プロフィールごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル ECAM45055

エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル ECAM45086

エレッタシリーズの最上位モデル。

2024年10月時点で、最も最近発売された機種でもあるため、新機能の網羅性もこちらが1番となっています。
Wi-Fiモデルとついていますが、Wi-Fi以外の機能追加も行われています。

特に

  • コールドブリュー(水出しコーヒー)
  • エスプレッソSOUL(アプリ連携による豆の状態に合わせた抽出機能)

は、2024年10月時点で本モデルにしか搭載されていません。最もハイグレードな商品が欲しい場合は、さらなる新商品が出るまでの間は、こちらを選択いただくと良いと思います。

エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル向きの方

  • 多彩なメニューを楽しみたい
  • アイスミルクメニュー、水出しコーヒー、エスプレッソSOULのすべてを楽しみたい
  • 最も機能が豊富なモデルが欲しい
発売日2024年8月19日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
アメリカーノ
エスプレッソSOUL
水出しコーヒー
ミルクメニュータイプ自動(アイス対応)
液晶ディスプレイカラー
操作方法タイプタッチ
給湯機能タイプお茶メニュー用給湯
カスタマイズ記憶プロフィールごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル ECAM45086

プリマドンナ クラス ECAM55085

最高グレード プリマドンナシリーズのモデルです。

一方で、発売日の関係で一部エレッタシリーズよりも機能が少ない点もあります。プロフィール登録人数等、細かな仕様に差があるため、詳細は取扱説明書を参照ください。

発売日2021年10月29日
主要コーヒーメニューエスプレッソ
カフェジャポーネ
ドッピオ+
スペシャルティ
アメリカーノ
ミルクメニュータイプ自動
液晶ディスプレイカラー
操作方法タイプタッチセンサーボタン
給湯機能タイプお茶メニュー用給湯
カスタマイズ記憶プロフィールごと
豆量・抽出量を記憶

取扱説明書 - エレッタ エクスプロア ECAM45055

最後は勢い

繰り返しになりますが、どのモデルも「迷うくらいなら買っちゃおう!」と自信をもっていえるマシンです。

とはいえ、やはり数万円。ポチるのにかなり勇気がいるかと思いますが、それだけ後悔はないよい製品なので、一歩踏み出してみてください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
どんぎ(@_Donngi)でした。