- 検索コマンドがなかなか覚えられない方に向けたヘルプ記事
- わかりやすい名前でスニペット登録しちゃえばいい、という考えです
みなさん「検索コマンド」って使われてますか?
GoogleやEvernoteで検索するときに、or検索や除外検索など、特殊な検索を可能にするアレです。
たとえばEvernoteの場合、「any:」のあとにつづけてキーワードを入力すれば「or検索」になりますし、「notebook:」に続けて打てば「特定のノートブックだけ」を検索できるようになります。
ただこういったコマンドは使いこなせれば便利な反面、コマンド自体を忘れてしまい、使いたいときに使えない、というのも現実です。
僕自身、必要なときに思い出せないことが何度かあって、なにか打開策はないかずっと探していました。
そして、あるとき思いついたんです。「これスニペット使えば解決じゃん」と。
今回は、そんな「スニペット」を使った検索コマンド活用術をご紹介したいと思います。
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どうしてスニペット?
そもそも、なぜ僕たちはコマンドが覚えられないのでしょう。
僕は、
- コマンドの言葉がわかりにくい
- アプリによってコマンドが違う
の2つが原因かな、と考えています。
コマンドの言葉がわかりにくい
たとえば、Evernoteの検索コマンドはこんな感じになっています。
intitle: | タイトルに指定した文字列を含むものを検索 |
---|---|
any: | or検索 |
tag: | 指定したタグを含むノートを検索 |
-tag: | 指定したタグを含まないノートを検索 |
これを見ると、「intitle」だとか「any」だとか、あまり生活になじみない、忘れそうなワードが並んでいますよね。
僕はこれがいけないと思うんです。
英単語しかり漢語しかり、僕たちはなじみのない単語はすぐに忘れてしまうもの。
ちょっと想像してみてください。
もし仮に、intitle:でなく「titlenai」のような直感でわかる日本語だったら、覚えてられそうな気がしませんか?
アプリによってコマンドが違う
もう1つの理由は、同じ内容のコマンドでも、アプリごとに使われているワードが違うこと。
たとえばGoogle、Evernote、Twitterの「or検索」のコマンドをみてみると、こんな感じになっています。
OR(大文字限定) | |
Evernote | any: |
OR(大文字限定) |
バラバラだったり、被っていたり、いろいろなワードが使われていますよね。
使いたい内容は同じなのに、呼び出し方はアプリで異なる。こんな状態では、覚えられなくても無理はありません。
スニペットですべて解決!
こうした問題をすべて解決してくれるのが、今回ご紹介するスニペットを使った方法です。
スニペットというのは、「あらかじめ登録したキーを打つと、自動で別の文字に変換してくれる」というもの。
たとえば僕の場合、「fdadd」と入力すると、「自分のGmailアドレス」に変換されるようになっています。
スニペットを使うためのアプリは、MacならTextExpanderやDash、WindowsならPhraseExpressが有名です。
僕らが覚えるのは1つだけ、あとはアプリに任せる
では、いよいよ本題。
今回ご紹介する方法は、スニペットを使って、どのアプリでも同じキーワードを打てば、同じ特殊検索ができるようにするというもの。
つまり、「僕たちはどのアプリでも毎回同じコマンドを入力して、それをスニペットアプリにアプリごとに適した形に変換しなおしてもらう」というわけ。
ことばでいってもわかりずらいので、図にしてみるとこんな感じ。
これなら「or検索がしたい」→「or検索のスニペット」というように、覚えておかなければならないコマンドは1つで済みます。
しかも、登録するスニペットは自分で決められるので、覚えやすい直感的なものにできる。先ほどあげた問題をまとめて解決できちゃうわけです。
スニペットを登録するのはちょっと手間ですが、ゆくゆくのことを考えるとやってみる価値アリだと思います。
アプリごとに変換し分ける方法
最後に、TextExpanderを使った場合の「変換仕分け設定法」をご紹介しておきます。
スニペット登録後、スニペットではなく「グループ」を選択するとこんな画面になります。
こちらのExpand inから、アプリを設定してください。ここで選んだアプリのみにスニペットが適用されるようになります。
あとがき
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Jimon(@jimon_s)でした。