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ポケモン過去作からポケモンHOMEへ連れてくる方法(ハートゴールド・ソウルシルバー・ブラック・ホワイト)

ポケモン過去作からポケモンHOMEへ連れてくる方法(ハートゴールド・ソウルシルバー・ブラック・ホワイト)
どんな記事?

  • ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー(途中でBW/BW2を経由)から、ポケモンHOMEにポケモンを連れてくる引越の方法の解説記事
  • 3DS/DS 2台とソフト3本が必要で、相当な手間がかかる
  • 2023年3月下旬までに、移行ソフトのダウンロードだけは行っておかないと、入手不能になってしまう

約10年前、「高校時代をともに駆け抜けたトゲキッス」を現代に連れてこようと思い立ち、軽い気持ちで挑んだ引っ越し作業。

いざやってみると、想像の10倍大変でした...

同じことにチャレンジする同志のために、バトンとして手順を残しておきます。

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目次

全体像

移行のステップ全体像

まず、ハートゴールド・ソウルシルバーからポケモンHOMEまで、転送の全体像はこんな感じ。

大きく

  1. ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)
  2. ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2 (BW/BW2)
  3. ポケモンバンク
  4. ポケモンHOME

を経由していきます。

さらに、各世代、プラットフォーム間の移行ツールを書き加えるとこんな具合です。

引っ越しのツール

だいぶごちゃついてますが、各世代ごと専用の転送ツールを使っていきます。

なお、後述しますが、古い世代のツールほど、扱うのが非常に大変です。

必要なもの

  • 3DS 1台
  • DS or 3DS 1台
  • ハートゴールド・ソウルシルバー
  • ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2のいずれか
  • オメガルビーアルファサファイア/XY/サンムーン/ウルトラサンムーンのいずれか
  • Nintendoのクレジット500円分

Step1 HGSSからBW/BW2へ

HGSSからブラック・ホワイトへ

ではまずは、最初のStep。HGSSからBW/BW2へ。

トゲキッス

例えば、こちらのトゲキッスを連れて行ってみましょう。高校時代、友達やバトルタワーの猛者をバッタバッタとなぎ倒した「白い悪魔」です。たしか5Vぐらいだった?かな?必死に厳選したあの日々が懐かしい...(二度とやりたくない)

HGSS: ひでんわざを忘れさせる

いきなりですが、ポケシフターはひでんわざを覚えているポケモンには使えません。なので、事前に忘れさせておきます。

では、HGSSの「技わすれおやじ」はどこにいたでしょうか?

そうですね、フスベシティです。よく教育されたアラウンドサーティーなら答えを見る前にわかったはず。

フスベシティ

ジョウト地方の右上のあたり、カントーよりのところにあります。

技わすれ親父

このおじさんです。まさか2022年にまたお世話になることになるとは思わなかった。

ひでんわざを忘れさせたら、転送したいポケモンは、手持ちからボックスに移しておきます。

BW: ポケシフターのあるシフトファクトリーへ

続いて、2台目のDSでBW/BW2を起動。

ポケシフターを使うためにシフトファクトリーに移動します。

シフトファクトリーの地図

地図でいうとこのへんです。

シフトファクトリー

こんな建物。

研究員

そして、中にいる研究員に話しかけます。

指示に従っていくと、もう1台のDSを操作しろと言われます。

HGSS: DSダウンロードプレイでポケモンGET

HGSSが刺さっているDSでホーム画面に戻り、DSダウンロードプレイを選びます。

HGSS自体は起動する必要はありません。

画面の操作に従っていくと、ミニゲームの画面が出てくるはず。ここからが地獄の始まりです!!

ミニゲーム

ポケシフターはめんどくさいことに、ただポケモンを送るだけ、といったことはできず、利用するたびに「ポケモンを捕まえるミニゲーム」を強制的にやらされます。

このミニゲーム、失敗するとポケモンが転送できずやりなおしになるため、サボることはできません...。また、絶妙に難易度が高く、はじめのうちは時間がかかってヤキモキします。

さらに、ポケシフターで1度に遅れるポケモンはたった6匹。つまり、大量のポケモンを送ろうと思うと、それだけの回数分ひたすらこのミニゲームをやらなくてはいけないのです...(この仕様、当時もだれか嬉しかったのだろうか...)。

この時点でだいぶ心が折れる。

心を無にして、ひたすらポケモンを捕まえましょう。ゲームクリア後に「一度送ると戻せなくなるけど大丈夫?」的な注意書きが出たあと、OKすると、捕まえたポケモンがBW/BW2のボックスに転送されます。

Step2 BW/BW2からポケモンバンクへ

ブラックホワイトからポケモンバンクへ

続いて、BW/BW2からポケモンバンクへ転送していきます。ここがかなり複雑でめんどうです。

BW/BW2: ボックス1に転送したいポケモンを寄せる

はい、まず1つ目のめんどうポイントです。

ポケムーバーによるポケモンバンクへの転送は、「ボックス1を丸ごと」しかできません。
ですので、

  • 転送したいポケモンをボックス1
  • 転送不要なポケモンをボックス1以外

に移しておく必要があります。

ボックスは1つずつ

勘のいい方はもう気づかれたかもしれませんね。そうです、30匹以上のポケモンを転送する場合は、一度転送が終わるたびにボックス1にポケモンを入れ替える必要があります...。ほんと苦行。

3DS: ポケモンバンクダウンロード

ポケモンバンク

続いて、3DSでポケモンバンクをダウンロードしてきます。

ダウンロードは、Nintendo eショップからです。ダウンロード後、起動して画面の支持に従って初期設定を進めていきます。

なお、このとき

  • オメガルビー/アルファサファイア
  • XY
  • サンムーン
  • ウルトラサンムーン

が3DSに差し込まれていないと、うまくいかないので要注意。

また、ポケモンバンクの利用には年間500円必要です。ただめんどくさいことにクレジットカード決済ができず...。Nintendoのカードを買って、読み込ませてやる必要があります。

コンビニ or Amazon(オンラインコード版)での入手が手っ取り早いでしょう。

3DS: ポケムーバーダウンロード

ポケムーバー

ここがややこしい。

ポケモンバンクは、Nintendo eショップからダウンロードできるのですが、移行ツールのポケムーバーは普通にNintendo eショップで検索しても出てきません。

  • オメガルビー/アルファサファイア
  • XY
  • サンムーン
  • ウルトラサンムーン

のいずれかを3DSに差し込んだ状態で、ポケムーバーを起動すると、メニューの中に「ポケムーバーのダウンロードリンク」が出現します。こちらからNintendo eショップに遷移しないと入手できないため気をつけましょう(僕もここが一番ハマった)。

3DS: ポケムーバー起動

ポケムーバーを立ち上げると、「ボックス1を転送するけどよいよね?」と確認してきます。いや、他のボックスも、、、と言いたいところですができないので、そのままOK。

すると、ポケモンバンクの転送ボックスにポケモンが飛んでいきます。

3DS: ポケモンバンク内で移動

転送ボックス

再びのめんどくさいポイントです。

ポケムーバーから転送されてきたポケモンは、なぜかポケモンバンクには直接入らず、「転送ボックス」に送られます。次のバンクからHOMEへの移動には、バンク本体にポケモンがいることが条件なので、動かさないといけないのですが、まとめて選択ができません

では、どうするのか。1匹ずつがんばって動かすしかないですね。

ボックスいっぱいであれば、30匹。30回手を動かします。

Step3 ポケモンバンクからポケモンHOMEへ

ポケモンバンクからポケモンHOMEへ

ようやく最後。このステップは今までに比べればだいぶ楽です。さすが近代、文明を感じる。

3DS: ポケモンバンクでHOMEへの引っこしを選択

ポケモンバンクのメニューにHOMEへの引っこしがあるので、そちらを選択。画面の指示に従っていけばよいので、特に迷うところはないかと。

Switch or スマホ: 引っこしパスワードを発行

ポケモンHOME側で、引っこしパスワードを発行します。

Switchでもスマホでも、どちらでも大丈夫です。

3DS: 引っ越しパスワード入力

先程発行したパスワードを入力して、少し待ちます。
約1分程度で、引っこしが完了します!

HOMEで確認

ポケモンHOMEのトゲキッス

おおー!!!!いるー!!!!

ハートゴールド・ソウルシルバー時代のポケモンが、スマホでみれるなんて感無量ですね。手順がほんとにめんどうだったので、なおのこと嬉しい。

さて、気になる個体値は、っと。

個体値

あれ?あれれ?
二度見しましたが、5Vどころかぜんぜん強くない。どうやら思い出補正がかかっていたようです。

そういえば思い起こせば、途中で諦めた記憶があったようななかったような。

まぁでもかわいがっていくことにしようと思います。

2023年までに

2023年3月下旬にポケモンバンク、ポケムーバーは新規に入手できなくなります! もし移行を考えている方は、それまでに済ませてしまいましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。
Jimon(@Jimon_s)でした。