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デロンギ全自動エスプレッソマシン/コーヒーメーカー徹底比較!マグニフィカ、オーテンティカ、ディナミカ、エレッタ、プリマドンナ編

デロンギ全自動エスプレッソマシン/コーヒーメーカー徹底比較!マグニフィカ、オーテンティカ、ディナミカ、エレッタ、プリマドンナ編
どんな記事?

  • デロンギ全自動エスプレッソマシンの比較記事
  • 人気15機種を共通機能と6つのポイントから比較
  • 「マグニフィカSを使っているからこその視点」も交えています
2023年5月30日発売「エレッタ エクスプロア」を含め、リライトしました

数年前我が家にやってきたモンスターマシン「マグニフィカS」。

お家コーヒー、カフェを超える。「デロンギ マグニフィカS」最高級全自動エスプレッソマシン購入レビュー
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「迷うくらいなら買っちまえ」、まちがいなくこう言えるんですが、安いものでも4、5万円。最上位なら20万円近くと、強気の価格設定なのもまた事実。

機種によってコストがかなり異なるため、僕も今のマシンを選ぶまでに、相当調べこみました。

そこで今回、購入を検討されている方向けに、僕が調べた「デロンギ全自動コーヒーマシン現行15機種の違い」を解説したいと思います。

実際にマグニフィカSを使っているからこその視点も交えて紹介しますので、自分の使い方をイメージしながら

目次
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機種のラインナップ

詳しい比較を始める前に、ざっとコーヒーマシンのラインナップをみてみましょう。

ここのところ毎年新機種が発表されていて、2023年5月現在では、なんと15機種ほどが販売されています(一部型落ちを含みます)。

選択肢が多いのはいいことなんですが、僕がマグニフィカを購入した2018年頃から相当複雑さが増しているように感じます。特に、ややこしい点は2点です。

ややこしい点1: グレードの段階が不明瞭

どういうことかというと、公式サイトでは各機種を3グレードに分類しているのですが、Amazonの機種一覧では4-7グレードに分類していて段数があっていません。

新機種が登場するにつれて、少しずつ表記が揃っていっているようにもみえるのですが、まだAmazonの機種一覧での分類と商品名の先頭についている【スタンダード】のような表記があっていないものも多数あり、かなりややこしくなっています。

公式サイト Amazon
グレード分類

3段階

エントリー
スタンダート
フルスペック

4-7段階

エントリー
セミスタンダート
スタンダート
アドバンス
ハイエンド
フルスペック
フラッグシップ

ややこしい点2: 同じ名前の機種が複数ある

2020年に販売された機種から、これまですでに販売されていた機種と同じ名前で販売される機種や、名前は同じで型番だけ違う機種があらわれました。

具体的には、

  1. マグニフィカS
  2. ディナミカ
  3. マグニフィカ イーヴォ

の3機種は同名の別機種があるため、注意してください。

それぞれ違いは下記のとおりです。

旧版 2020年板
マグニフィカS

ECAM23120BN(スタンダード)

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数年に渡り人気機種だったベストセラーのスタンダートモデル。僕の持っているのもコレ

ECAM22112B(エントリー)

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新型エントリーモデル。エントリーながら←のモデルの主要機能をほぼ揃えた高コスパ機
ディナミカ

ECAM35035W(ミルク手動)

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ミルク泡立てが手動

ECAM35055B(ミルク自動)

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ミルク泡立て自動機能が追加されたハイスペック版
マグニフィカ イーヴォ

ECAM29064B(ブラック)

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4メニュー版

ECAM29081TB(シルバー)

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スペシャルティ、ラテマキアートを備えた6メニュー版

特にマグニフィカSについては、旧型/新型で全くモノが違うためご注意ください。

この記事では、以降それぞれ

  • マグニフィカS(エントリー)
  • マグニフィカS(スタンダード)
  • ディナミカ(ミルク手動)
  • ディナミカ(ミルク自動)
  • マグニフィカ イーヴォ(ブラック)
  • マグニフィカ イーヴォ(シルバー)

と記載します。

共通の機能

では、いよいよ比較していきましょう。

まずはサクッと

  1. 全自動コーヒーマシンがどんなものか
  2. 全機種共通の機能

をおさらいしておきます。

デロンギ全自動コーヒーマシンとは

ひとことでいってしまえば、ボタン1つで

  1. 豆を挽いて
  2. 抽出して
  3. マシンを洗浄

を全部やってくれる夢のマシン。

ファミレスのドリンクバーに近い感覚で、好きな豆からバリスタクラスのコーヒーを楽しめます。

共通機能1 コーヒーを淹れる基本機能

これめちゃめちゃ重要なんですが、メインの「エスプレッソを淹れる機能」はどの機種でもほとんど変わりません。

正確にいうと、「自動で豆を挽いて、抽出する」という基本動作はどれでもできます。

エスプレッソを淹れる点についていえば、違いは温度や抽出量、ワンタップでつくれるメニューの種類などです。

共通機能2 自動洗浄・カス溜め機能

お手入れに関する基本機能。これも全機種備わってます。

▼電源ON/OFF時には、自動で抽出ノズルを熱湯洗浄

自動でノズルを熱湯洗浄

▼コーヒーを淹れたあと、出がらしは自動で受け皿へ

出がらしは自動で受け皿へ

なので、どの機種を選んでも、毎日のお手入れは

  1. 水と豆を補充する
  2. ゴミを捨てる

の2つのみ。他には、受け皿に水が貯まったら捨てるくらいです。

違う機能

では、15機種の違いは何なのか?

主な違いは

  1. ミルクメニュー
  2. 特別メニュー
  3. 液晶ディスプレイ
  4. カスタマイズ性

の4点。このあたりを詳しくみていきます。

ミルクメニュー

ミルクメニューに関しては、作ろうと思えばどの機種でもカプチーノ、カフェラテなどなど作れます。

違うのは自動でやれる範囲です。

手動自動泡サイズ調整
マグニフィカS(エントリー)
マグニフィカS(スタンダード)
マグニフィカS スマート
オーテンティカ
マグニフィカS スペリオレ
ディナミカ(ミルク手動)
マグニフィカS カプチーノ
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)
ディナミカ(ミルク自動)
エレッタ カプチーノトップ
プリマドンナXS
エレッタ カプチーノイーヴォ
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

下位機種は手動泡立て、上位機種はボタンワンタップでミルクメニューが淹れられます。

さらに、フルスペックモデルの上位機種は、泡のサイズまでもカスタム可能。値が張るだけあって、機能も相当なものです。

ちなみに、自動カプチーノ機能は、ラテクレマシステムという名前がついています。

ラテクレマシステム
De'Longhi

補足情報として、ラテクレマシステムには

  • ラテクレマ・ホット
  • ラテクレマ・クール

の2種類があることも覚えておきましょう。

従来は、ラテクレマ・ホットのみでしたが、2023年5月に発売されたエレッタ エクスプロアから、アイスメニュー用のラテクレマ・クールが搭載されました。

2023年5月時点では、エレッタ エクスプロア1機種しか搭載されておらず、これまで1種類しかなかったことから、他の機種の商品ページでは、ホット・アイスどちらのことを言っているのかパッと見わからないケースがあるため、覚えておきましょう。

洗浄の手間はかかる

ただ一点注意なのが、自動タイプでもミルクコンテナやチューブの洗浄は手動ということ。ミルクノズルの簡単なお手入れは、自動でやれる機種もありますが、コンテナ本体やチューブは手動での洗浄が避けられません。

僕は「ラクに淹れられる」という点を最重視していたため、この時点でラテクレマシステムの有無は頭から外しました。

ミルクメニューに関しては、味と手間のトレードオフを考慮しましょう。

特別メニュー

ミルクを使わないコーヒーだけのメニューにも、デロンギ独自の特別メニューが存在します。

いまのラインナップは、

  1. カフェジャポーネ
  2. ドッピオ+
  3. スペシャルティ
  4. アメリカーノ

の4種類。機種によって淹れられるメニューに差があります。

注意点として、あとから発売された機種であれば、必ず新しいメニューが搭載されているというわけでないです。同時期に発売された上位グレードの機種であっても、搭載があったりなかったりするので、自分がほしいメニューはコレと決めて、狙い撃ちでみてもらうのがよいと思います。

カフェジャポーネ

カフェジャポーネ
De'Longhi

ドリップコーヒーを愛する日本人のための特別メニューが「カフェジャポーネ」。

豆を蒸らしながら抽出する、というドリップとエスプレッソの合わせ技。ほかでは味わえない独特の味がします。

カフェジャポーネ
マグニフィカS(エントリー)
マグニフィカS(スタンダード)
マグニフィカS スマート
オーテンティカ
マグニフィカS スペリオレ
ディナミカ(ミルク手動)
マグニフィカS カプチーノ
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)
ディナミカ(ミルク自動)
エレッタ カプチーノトップ
プリマドンナXS
エレッタ カプチーノイーヴォ
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

以前まで販売されていた「無印マグニフィカ」が型落ちとなって依頼、カフェジャポーネについてはすべての機種で淹れられるようになりました。最廉価モデルも対応済みのため、カフェジャポーネの有無は、製品選定の判断基準にはならなくなりました。

味わいは苦味が強め

実際僕のマシンでカフェジャポーネを飲んでみると、かなり苦味が強い味わいです。

ネットではこればかり飲んでいるという意見も多く見られるので、このあたりは好みの違いですね。

ドッピオ+

ドッピオ+
De'Longhi

「ゆっくりお湯を浸透させる&蒸らす」で作る、香りよく濃密な味のメニューです。

比較的新しいメニューのため、搭載機種はやや少なめ。

ドッピオ+
マグニフィカS(エントリー)-
マグニフィカS(スタンダード)-
マグニフィカS スマート-
オーテンティカ
マグニフィカS スペリオレ-
ディナミカ(ミルク手動)
マグニフィカS カプチーノ-
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)-
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)-
ディナミカ(ミルク自動)
エレッタ カプチーノトップ-
プリマドンナXS-
エレッタ カプチーノイーヴォ
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

スペシャルティ

スペシャルティ
De'Longhi

こちらは最新機能。「豆の産地特徴を活かす」抽出メニューです。

まだ搭載されているのは数機種のみ。

スペシャルティ
マグニフィカS(エントリー)-
マグニフィカS(スタンダード)-
マグニフィカS スマート
オーテンティカ-
マグニフィカS スペリオレ-
ディナミカ(ミルク手動)
マグニフィカS カプチーノ-
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)-
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)
ディナミカ(ミルク自動)
エレッタ カプチーノトップ-
プリマドンナXS-
エレッタ カプチーノイーヴォ
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

アメリカーノ

アメリカーノ
De'Longhi

ベーシックなコーヒー、という位置づけ。エスプレッソにお湯を注いで抽出します。

ロングコーヒーが長時間抽出をしていたのに対して、アメリカーノは短時間抽出+注湯になっているようです。

スペシャルティ
マグニフィカS(エントリー)-
マグニフィカS(スタンダード)-
マグニフィカS スマート-
オーテンティカ-
マグニフィカS スペリオレ-
ディナミカ(ミルク手動)-
マグニフィカS カプチーノ-
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)-
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)-
ディナミカ(ミルク自動)-
エレッタ カプチーノトップ-
プリマドンナXS-
エレッタ カプチーノイーヴォ-
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

液晶ディスプレイ

本体前部の液晶ディスプレイ。温度や抽出量、湯温などを調整する際に使用します。

スペシャルティ
マグニフィカS(エントリー)-
マグニフィカS(スタンダード)-
マグニフィカS スマート-
オーテンティカ-
マグニフィカS スペリオレ
ディナミカ(ミルク手動)
マグニフィカS カプチーノ-
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)-
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)-
ディナミカ(ミルク自動)
エレッタ カプチーノトップ
プリマドンナXS
エレッタ カプチーノイーヴォ
エレッタ エクスプロア
プリマドンナ クラス

ディスプレイはついている機種がとびとびで、上位モデルでもマグニフィカSカプチーノには搭載されていません。

また、ディスプレイと一口に言っても、サイズからカラーの有無まで多岐にわたります。商品写真を確認いただいたほうがわかりやすいと思いますので、気になる機種のページを直接参照ください。

たとえば、最高ランク機種の

  • エレッタ エクスプロア
  • プリマドンナ クラス

は、別格のディスプレイを備えていて、3.5インチカラー液晶となっています。

後述しますが、コーヒーの湯温度を頻繁に変える場合は、液晶ディスプレイ搭載機種をオススメします。

カスタマイズ機能

デロンギの全自動コーヒーマシンで淹れるコーヒーは

  1. 豆量
  2. 挽き具合
  3. 抽出量
  4. 湯温度

を自在にカスタマイズできます。機種ごとのカスタム可否は以下のとおり。ダイヤル式に関しては、正確な段階数がつかめないため、ダイヤルと記載してます。

豆量挽き具合抽出量湯温度
マグニフィカS(エントリー)ダイヤル7段階◯※4段階
マグニフィカS(スタンダード)ダイヤル7段階4段階
マグニフィカS スマートダイヤル7段階4段階
オーテンティカダイヤル7段階4段階
マグニフィカS スペリオレ5段階7段階3段階
ディナミカ(ミルク手動)5段階7段階4段階
マグニフィカS カプチーノ3段階7段階--
マグニフィカ イーヴォ(ブラック)3段階7段階3段階
マグニフィカ イーヴォ(シルバー)3段階7段階3段階
ディナミカ(ミルク自動)5段階7段階4段階
エレッタ カプチーノトップ5段階7段階4段階
プリマドンナXS5段階7段階4段階
エレッタ カプチーノイーヴォ5段階7段階3段階
エレッタ エクスプロア5段階7段階3段階
プリマドンナ クラス5段階7段階4段階

マグニフィカSカプチーノは、抽出量・湯温度のカスタムができないので要注意。

また、下位機種の豆量調整ダイヤルには、細かな目盛がついていないため、目算となります。

ダイヤルに細かい目盛りがない

僕は正直不便を感じていませんが、濃さに関して繊細な方は注意しましょう。

細かいポイントですが、マグニフィカS(エントリー)は抽出量の保存が1種類のみ(2杯抽出は自動で1杯分の2倍に設定)となります。マグニフィカS(スタンダード)が4種類設定できるのに比べ、自由度が下がっているので気をつけましょう。

湯温度設定の注意

1点頭に入れておいてほしいのが、湯温度の設定。下位機種は一度スタンバイモードにしないと、変更ができません

実質電源を一度落とさないと変えられないようなものなので、毎日変えるにはあまりに不便。僕自身、温度設定はほとんど触らなくなっています。

なので、温度をよく変えるよという場合、例えば「自分は熱いのが好きだけど、旦那・嫁はぬるめが好き」という場合は上位機種をオススメします。

タイプ別オススメ

最後に、上記を踏まえて機種別にどんな人におすすめかをまとめておきます。

マグニフィカS(エントリー) ECAM22112B

検討時にベースとなるモデル。これを基準に必要な機能を取捨選択してみてください。

手頃な値段に、カフェジャポーネなどの人気機能が盛り込まれているのが魅力。

1点懸念点をあげるとすれば、エスプレッソの抽出量の記憶が1種類しかできない(2杯抽出は自動で1杯分の2倍に設定)こと。例えば、僕はマグニフィカS(スタンダード)を普段使うなかで、抽出量の設定を

  • 小さめカップ用
  • マグカップ用
  • 外出用タンブラー用

と3種個別に設定して使い分けていますが、この機種だとそれができなくなるため要注意です。

マグニフィカS(エントリー)向きの方

  • 価格を安く抑えたい
  • カフェジャポーネをたくさん飲みたい
  • 抽出量の設定は1種で問題ない
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズダイヤル式
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

マグニフィカS ECAM23120BN

長年に渡り検討のベースとなっていたロングセラーモデル。僕の愛用しているのもこちらです。

比較対象になるのであろうマグニフィカS(エントリー)と比べた大きな変化点は、

  • カフェジャポーネ抽出は1杯分のみ
  • 抽出量が4種記録できる
  • 手動のミルク泡立てに、泡立て具合の調整つまみがある

です。ここ最近Amazonでの価格の上下動が激しく、タイミングによって1万円以上差が出る機種でもあるので、購入時には最新の価格の確認をお忘れなく。

マグニフィカS向きの方

  • 価格を安く抑えたい
  • 抽出量記録が1種類では足りない
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズダイヤル式
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

マグニフィカS スマート ECAM25023SB

2021年春発売の比較的新しい機種。スタンダードモデルながら、スペシャルティに対応しているのが特徴です。

また、ウォーターフィルターや分解できるカス受けなど、マシン本体の機構も最新化されています。

マグニフィカS スマート向きの方

  • スペシャルティを飲んでみたい
  • ウォーターフィルターなどの新機構を使いたい
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ スペシャルティ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズダイヤル式
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

オーテンティカ ETAM29510B

横幅が19.5cm圧倒的にスリムです(他の機種は、最上位のプリマドンナが19.5cm、ほかは23cm以上)。

また、比較的新しい機種であるため、ドッピオ+を淹れられます。

オーテンティカ向きの方

  • 幅をスリムに抑えたい
  • カフェジャポーネ、ドッピオ+両方を飲んでみたい
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズダイヤル式
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

マグニフィカSスペリオレ ECAM23420

マグニフィカS(スタンダード)に液晶ディスプレイが付加されたイメージ。カスタマイズ機能を細かく目視しながら使いたい方向けです。

発売されてから年数が経っているモデルのため、最新機能のドッピオ+やスペシャルティは淹れられない点に注意しましょう。

マグニフィカSスペリオレ向きの方

  • 液晶ディスプレイが欲しい
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ3段階

ディナミカ(ミルク手動) ECAM35035

新メニュー「スペシャルティ」を搭載している機種。2020年後半にミルクメニューの自動化機能も備えたverが発売されました。こちらは、ミルクが手動のタイプです。

Amazon等では、マグニフィカSスペリオレよりも安価になっていることもあるため、画面付きを狙う場合はこちらをベースとするのがよいかもです。

ディナミカ(ミルク手動)向きの方

  • スペシャルティを飲んでみたい
  • 液晶ディスプレイが欲しい
  • 湯温度調整をよく使う
ミルクメニュー手動
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+ スペシャルティ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

マグニフィカ Sカプチーノ スマート ECAM23260

ラテクレマシステム搭載機種の最廉価モデル。湯温度、抽出量のカスタム設定がなくなっている点だけは注意しましょう。

マグニフィカSカプチーノ向きの方

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 湯温度、抽出量にはこだわらない
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズ3段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ不可
湯温度カスタマイズ不可

マグニフィカ イーヴォ(ブラック) ECAM29064

デザインが一新された2022年9月モデル。メニューボタンが、各コーヒーのイラストになりわかりやすいのが特徴です。

また、ミルクメニューにもコンテナに入れた分のミルクをすべて使って、自分好みのラテをいれる「マイラテ」機能が新搭載されています。

同時発売のマグニフィカ イーヴォ(シルバー) がメニュー6種なのに対して、こちらはスペシャルティ、ラテマキアートがない4種タイプです。

マグニフィカ イーヴォ(ブラック)

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 新しいデザインを使いたい
  • マイラテ機能を使いたい
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズ3段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

マグニフィカ イーヴォ(シルバー) ECAM29081TB

同時発売のマグニフィカ イーヴォ(ブラック) に、スペシャルティ、ラテマキアートを加えたタイプ。

マグニフィカ イーヴォ(ブラック)

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 新しいデザインを使いたい
  • 豊富なメニューを楽しみたい
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ スペシャルティ
液晶ディスプレイなし
豆量カスタマイズ3段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

ディナミカ(ミルク自動) ECAM35055

2020年冬に発売された比較的新しい機種。特別メニュー3種と自動ミルクメニューをすべて備えています。

ディナミカ(ミルク自動)向きの方

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 特別メニュー3種をすべて楽しみたい
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+ スペシャルティ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

エレッタカプチーノトップ、プリマドンナXS

なにぶん発売日が数年前のため、最近発売された機種と比べると、メニューが足りていないです。いまからこちらを購入されるケースは稀かと思いますので、説明は割愛します。

(プリマドンナXSは、公式サイトからも姿を消しています)

エレッタ カプチーノイーヴォ ECAM46860W

2022年春発売。2017年から発売されている、エレッタカプチーノトップが、白基調でバージョンアップした印象。

エレッタ カプチーノイーヴォ向きの方

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 特別メニューを楽しみたい
  • 機能が詰まったモデルが欲しい
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+ スペシャルティ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

エレッタ エクスプロア ECAM45055G

2023年5月発売の最新機種。歴代No.1のメニュー数、アイスミルクメニューを作れる点で唯一無二のモデルです。

エレッタ エクスプロア向きの方

  • アイスミルクメニューを自動で作りたい
  • 特別メニューをすべて楽しみたい
ミルクメニュー自動(アイス対応)
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+ スペシャルティ アメリカーノ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ3段階

プリマドンナ クラス ECAM55085MS

2021年冬時点発売。位置づけ的には、最高ランクの機種とされている特別メニュー4種と自動ミルクメニュー、さらにはスマートフォンからの操作まで備えたフラッグシップモデルです。

さらには給湯機能もついているため、コーヒー以外のドリンクを淹れるのにも使えます。

一方で、発売日が少し前な影響で、ラテクレマクールのような最新機能はついていないため、要注意。

プリマドンナ クラス向きの方

  • ミルクメニューを自動で作りたい
  • 大型ディスプレイで操作したい
ミルクメニュー自動
特別メニューカフェジャポーネ ドッピオ+ スペシャルティ アメリカーノ
液晶ディスプレイあり
豆量カスタマイズ5段階
挽き具合カスタマイズ7段階
抽出量カスタマイズ
湯温度カスタマイズ4段階

最後は勢い

繰り返しになりますが、「迷うくらいなら買っちまえ」と自信をもっていえるマシンです。

個人的おすすめで言えば、「エントリーモデルのマグニフィカS」かなと思います。コーヒーを入れるだけなら十分すぎる機能がついていて、「楽に、おいしく」を手に入れたいなら必要十分だと思います。

とはいえ、やはり数万円。ポチるのにかなり勇気がいるかと思いますが、それだけ後悔はないよい製品なので、一歩踏み出してみてください。

【関連】お家コーヒー、カフェを超える。「デロンギ マグニフィカS」最高級全自動エスプレッソマシン購入レビュー

最後までご覧いただきありがとうございました。
Jimon(@Jimon_s)でした。