- AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトに1発合格できた勉強法・参考書をご紹介
- 網羅的に触れた量がものをいう
- 「いまの」AWSに触る時間を再重視しよう!
ドクドクドク。毎度心臓に悪いこの瞬間。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験、まさしくその真っ只中。
AWS認定試験は、回答終了と同時に合否が出るタイプ。なかなか終了ボタンを押す勇気が出ない…
押すか否か、心のなかで散々悩みに悩んだ末、ついに意を決してボタンを押す…
結果は、
- 1000点中836点(=83%)
無事に1発合格できました!
というわけで今回も、応用情報、ネットワークスペシャリスト、認定ホワイトハッカー(CEH)に引き続き、次受ける方へのバトンとして、この記事を残しておこうと思います。
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スタート地点
はじめに軽く、僕のバックグラウンドを。ここが違いすぎると、あまり参考にならなくなってしまうので。
AWS歴10ヶ月
本格的にAWSを触り始めたのは、ここ10ヶ月ほど。その前はオンプレを担当してました。
当然ですが、当初はずぶずぶの初心者。ひたすらBlackBeltやInnovateを見漁ってましたね。
業務内容は、マネジメント主体。大規模システムのQA/監視/運用チームリーダーを任されています。
特徴的なのは、普段触っているシステムがほぼ完全サーバレス化されていること。なので、EC2はもちろん、EBSやRDSなど、普通AWSをはじめたら真っ先に触るであろうサービスにノータッチ状態でした、
ITの基礎は習得済み
もともと僕は、情報系卒の人間ではありません。
が、学生時代にアプリ開発にドハマりし、就活は「ITやりたい」の1点張り。念願叶って、システム開発の仕事を任されています。
とはいえ、当時は所詮趣味レベル。大事な基礎部分がごっそりない、そんな状態でした。
そこから、基礎力をつけるため猛勉強。応用情報から、認定ホワイトハッカーまで、資格をとることもできています。AWS SAA取得時点でもっていたのは下記3つ。
- STEP1: 応用情報
- STEP2: ネットワークスペシャリスト
- STEP3: 認定ホワイトハッカー(CEH)
こんな具合で、ひととおりの「IT基礎力」はもっていた状態から勉強をスタートしています。
ちょっと長くなりましたが、僕のバックグラウンドはこんな感じです。
試験の概要
では、本題。
AWS認定試験は、
- 試験受験: 全65問の選択問題で、約70%以上を獲得
の1発勝負。事前のテストや受験資格の獲得はありません。
合格点が、「約」になっているのはAWSが公開していないため。ネットを見る限り、だいたい7割ぐらいで受かっている方が多いようです。
「手を動かして」身につけよう
では、いよいよ勉強法について。
結論からいうと、手を動かすことを最優先に考えてください。
というのも、情報処理試験のような教養的試験と違い、
- AWS自体アップデートがめちゃめちゃはやく、すぐに変わる
- なので、すべてを網羅している書籍/教材はない
ため。
「教材に書かれていたことが、いまは化石」みたいなことがたびたび起きるので、とにかく「いまのAWSを触って慣れる」ことを最重視しましょう。
勉強法とおすすめの教材、参考書
つづいて、教材。
今回僕が使ったのは、
の5つ。特にUdemyとBlack Beltをメインに使いました。
僕自身は、どれがいいのかさっぱりな状態で勉強をスタートしたので、5つをとっかえひっかえしていましたが、今思えばこうすればよかったなと思う点が多々あります。
そこで今回は、「合格した今、人に勧めるならこうする」の視点で、勉強法をフェーズとともにご紹介します。
STEP0: 基礎の基礎
まずは、超超概要から。このSTEPは「AWSってなに?」のレベルから入る人以外は飛ばしてもらってOKです。
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトを流し読みします。
AWS is なに?と各サービスの触り程度を、簡潔にまとめてくれているこちらの本。
この1冊だけで合格するのは到底無理ですが、やわらかな文体と内容でスッと頭に入ってきます(ちょっと古いのが難点です)。
入りの1冊にはとてもよいので、本当にはじめての方はぜひ!
タイミングがあえば、Innovateも
もしタイミングがあえば、AWS Innovateも見てみるとよいかもです。
こちらは不定期開催のAWS公式オンラインセミナー。初心者向けから企業システム事例まで、最新動向を幅広くまとめてくれているのが特徴です。
時間も1本30minくらいと手頃。実際僕もはじめてAWSに触れたのは、このセミナーでした。
不定期で短期なのがつらいところですが、めちゃめちゃわかりやすいので、タイミングがあえばまずはこちらから入ってみてください。
STEP1: ハンズオン+知識習得
つづいてメインの、ハンズオン。Udemyを使います。
こちらのコース、めちゃめちゃわかりやすいので、受講マスト!どの教材を使うか迷ったら、とりあえずこれを使ってください。
具体的には、
- サービスごとの基礎知識講座
- サービスごとのハンズオン
が21時間分みっちりつまっています。控えめに言って、コスパ良すぎ。
扱っているサービスも、基本のEC2やRDSから、運用/監査のTrusted Advisor、CloudTrailまで極めて網羅的。これだけでOK!と名前についていますが、伊達じゃありません。
まずは、こちらの講座をひととおりやりきるところから始めましょう。
※倍速再生で1.25-1.5倍くらいで見るのがおすすめです
書籍がほしいときは
学んだ内容を書籍でも復習したい、という場合は徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト–アソシエイト教科書を。
おおよそ「Udemyの講座と同等レベル」の内容がまとまっているのが、こちらの本。
知識量がので、書籍ならこれがおすすめです。
STEP2: 模擬試験をうけてみる
ひととおり講座を終えたら、一度模擬試験を受けてみましょう。ここでも先程のUdemyを使います。
というのも、先ほどの講座、教材とセットで「無料の模試×3回分」がついています。繰り返しですが、コスパが異常。
内容は講座で解説があった内容+αといった感じ。体感ですが、実際の試験と難易度は同じくらいかと!
ここでとれた点数より少し低いくらいが実力、と思いましょう。
STEP3: WEB問題集を解く
ここからは、問題演習中心。AWS WEB問題集で学習しようを使います。
非公式の問題集ながら、歴史が古く、2015年から運営されているこちらのサイト。1問1答形式の模擬試験が大量にホストされています。
片手でみれるので、通勤通学の空き時間にも活用できるのが嬉しいところ。
無料版だと問題数が極少数になってしまうので、「ゴールドプラン」がおすすめです。
解説も参考サイトへのリンクつきで、非常にしっかりしています。
1点注意なのが、AWSが進化したことで問題が古くなっていることがときどきあるので、気をつけて!
基本的に新しい問題から逆回しで解いていくのがおすすめです。
連続回答、試験慣れしたいときは
1問1答よりも、連続して試験をときたい、試験慣れしたい、というときはこちらがおすすめ。
またしても、同じ方の講座ですが、追加5回分、合計325問の模擬試験です。
僕が試験を受けた際は、時間切れでこちらは利用できず、、、。ただ先にご紹介した講座に付属の「無料3回分の模試」をみるに、問題/解説ともに相当良質と思われます。連続形式の問題を解きたければ、こちらを利用してみてください。
STEP4: Black Beltを視聴
このSTEPはSTEP2、3と同時並行でOK。問題を解いて、理解が甘いなと思ったときに実践してください。
AWS公式のAWS公式 Black Belt Online Seminarを見漁ります。
過去に、AWS公式が実施した「オンラインセミナーの資料と動画」を集めたこちらのページ。
公式提供なだけあって、網羅性とわかりやすさはピカイチです。特にサービスカットシリーズが試験対策にもってこい。
日付が新しいものは、資料だけでなく解説付きでYouTubeにあがっています。
理解の深まり方が段違いなので、時間の許す限り視聴しましょう。
STEP5: 総仕上げ
あとは試験当日まで、
- Udemyの残りの模試実施
- WEB問題集を解く
- BlackBelt視聴
- Udemy講座部分リトライ
を繰り返します。
手を動かした経験がなによりものを言うので、ハンズオンは2度3度繰り返し実施しておきましょう。
繰り返し、繰り返し
合格したいま振り返っても、スタートから1ヶ月ではとても無理だなと思います。
また、AWSを普段から触ってはいても、試験は網羅的なサービスから出題されるので、あまり使っていないサービスで苦戦しがち。
とにかく「網羅的にAWSに触れた量」がものをいうと思います。
完璧に理解するまで、繰り返し何度もハンズオンする、これを念頭にがんばってみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
Jimon(@jimon_s)でした。