Evernoteを長く使っていると「もっとこんな機能がほしい!」と欲が出てきせんか?
たいていはアプリをダウンロードして解決すると思うんですが、Macの場合別の方法でも機能を追加できるんです。
今回はEvernoteをもっと便利にしてくれるおすすめのAppleScriptをご紹介したいと思います。
AppleScriptって?
AppleScriptはMacの操作を自動化するシステムです。
スクリプトを実行すると「アプリを起動して、文字を入力して、ボタンを押して…」といった流れをすべて自動で行ってくれます。
操作の手間が減るので楽になりますね。
多くの方が便利なコードを公開されているので、一度調べてみるとおもしろいかもしれません。
今回はEvernote用の便利なコードを4つご紹介します。
その1 ノートのランダム表示
Evernoteを長く使っているとwebクリップや備忘録のノートが増えてきます。
昔のノートを見直したいな、と思った時に便利なのがこのスクリプト。
開いているノートブックやタグの中からノートをランダムに開いてくれます。
実行した感じ
例えば「おためし」というノートブックを開いていた場合。
スクリプトを実行します。
(僕はAppleScriptをAlfredから実行できるようにしています。設定方法はこちらの記事をご覧ください。
たった1分でもっと便利になる!Alfredでフォルダやスクリプトを開く方法)
「おためし」内のノートが開きます。
ときどき昔のノートを見なおしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。
コードはこちらのサイトから入手できます。
Hirata Yodom
その2 超高速起動の1行メモ
ちょっとしたメモをEvenoteに保存したい時、通常はツールバーのアイコンをクリックしてメモをとると思います。
これはこれですごく便利なんですが、1つのノートに追加でメモしていきたいときってありますよね。
このスクリプトを使うと、日をまたぐまでの間同じノートにメモを取り続けることができます。
実行した感じ
Alfredを起動します(Power Packが必要です)。
起動キーとメモを入力してEnterを押します。
僕の場合起動キーは「em」です。
Evernoteを見てみるとノートができています。
キーボードから手を離さずメモが取れるのは便利ですね。
1日になんどもメモを取る方は導入してみてはいかがでしょうか。
コードはこちらのサイトから入手できます。
テック テック カタギリ
その3 テンプレートからノート作成
ノートのテンプレートを先に作っておいてそこからノートを作る、という方も多いのではないでしょうか。
このスクリプトを使うとあらかじめ作っておいたテンプレートを読み込んでノートを作成できます。
もとになるノートを選択してコピーして、という手間が省けますね。
実行した感じ
スクリプトを実行します。
使うテンプレートを選びます。
テンプレートは事前に用意しておきます(詳細は元サイトをご覧ください)。
ノートは新しいノートブックの中に作られます。
作成するノートブックの名前を入力してください。
Evernoteをみるとノートができています。
同じテンプレートを何度も使うという方は使ってみてはいかがでしょうか。
コードはこちらのサイトから入手できます。
The Unofficial Apple Weblog
その4 複数ノートのタイトル置換
ノートの数が多くなってくるとタイトルを変更するだけでも大掛かりな作業になってきます。
このスクリプトを使うと複数のノートのタイトルをまとめて置換できます。
実行した感じ
まずタイトルを変えたいノートを選択します。
今回は右3つのノートの「ワードプレス」を「wordpress」に変えます。
スクリプトを実行します。
どのワードを置換するかを入力します。
今回は「ワードプレス」です。
次にどのワードに置換するかを入力します。
今回は「wordpress」です。
ノートをみるとタイトルがすべて置換されています。
大量のノートタイトルを変更するときにはかなり役立ちそうなスクリプトですね。
いざというときにあると嬉しい機能なので入れておいてはいかがでしょうか。
コードはこちらのサイトから入手できます。
Qiita – プログラマの技術情報共有サービス
あとがき
AppleScriptって便利ですね。
自在に書けるようになれたらなあ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Jimon(@jimon_s)でした。